ブラックリスト完全ガイド

原則、過払い請求が原因で
ブラックリストに登録されることはない

貸金業者から支払いすぎた利息を取り戻す過払い請求。
弁護士や司法書士が必死になって宣伝してますね。

お金を取り戻せるのはうれしい!けど、ブラックになってしまったら意味がないと考える人も多いようです。

でも安心してください。

過払い請求をしてもブラックリストになんて登録されませんよー!!

確かに過払い請求をすると信用情報機関に事故情報が登録されることもありました。でもそれは昔のことです。

昔は、過払い請求も任意整理と同じ扱いでした。
なので、コード32(債務整理)と事故情報が記録されていたのです。

過払い請求は債務整理ではなく、払いすぎたものを返してもらうだけなのに信用情報機関に登録するのはおかしいとの声が上がりました。

平成19年9月以降は、コード71(契約見直し)という情報付加に変わったのです。それでもコード名が変わっただけで過払い請求をしたということは貸金業者やクレジットカード会社には分かる仕組みになっていました。

そして、平成22年4月19日、過払い請求をしても信用情報機関に何の記録も残らなくなったのです。既にコード71が記録されていた人たちの情報も削除され、名実ともにブラックリストに登録されなくなったのです。

信用情報機関で扱われていた過払い請求をした際に記録していたコードの移り変わりです。債務整理扱いだったコード32から、過払い請求をしたことを示す契約見直しコード71へ。そしてコードの廃止・情報の破棄へと移り変わってきました。

しかし、条件によっては過払い請求で
ブラックリストに登録されることも・・・

通常、過払い請求をしてもブラックリストに載ることはないのですが、例外もあるので注意が必要です。

特に気をつけたいのが、下記2点の両方を満たす人

弁護士や司法書士に過払い請求を頼んでいる人の中には、引き直し計算をしたところ、実際には過払い金が発生していなかったという人もいます

・・・過払い金が出てなかった!?えっ?任意整理扱いでブラック確定!? ~弁護士に頼んで失敗したあるある~

この場合は、過払い請求ではなくただの任意整理扱いになってしまうので、信用情報機関に事故情報が登録されることになるのです。

どういうことか下の図で流れを把握していきましょう。

弁護士や司法書士に依頼すると受任通知が発送されるがこれを貸金業者が受け取ると信用情報機関に債務整理が開始されたと報告される。つまりブラックリストに乗った状態。通常は過払い請求だと情報が消えることになるのだが・・・

弁護士や司法書士が依頼を受けると受任通知を貸金業者に発送します。
貸金業者は、この受任通知を受け取ると弁護士や司法書士が交渉の窓口となるため、債務者に直接連絡を取れなくなったり、請求ができなくなります。

この段階で貸金業者側は信用情報機関に「債務整理」が開始されたと登録をするのです。もちろん貸金業者もこれは過払い請求になるな・・・と分かっているので債務整理の情報を登録しないところもあります
(どちらになるかは業者側の判断となるのではっきりしません。)

で、交渉をしたり裁判をしたりしていくうちに過払い金が出ていることが分かって和解や判決へと進んでいきます。

最終的に過払い金が出ていれば、「過払い請求をしただけ」ですから、信用情報機関に登録された「債務整理」の情報は間違いだったとして削除されることになります。
間違った情報でブラックリストに登録されることも!?

だから一時的にはブラックリストに登録されるリスクはあります。

そしてコワいのが、弁護士や司法書士に頼んだのに過払い金が出ずに借金が残った場合です。

このような場合は、「過払い請求をする」つもりで依頼したけど、結果的には、タダの任意整理で終わってしまった・・・という残念なことになってしまっています。

勝手に相殺すんなよ!と思うかもしれませんが、これは貸金業者側に認められている権利なので仕方がありません。

ですのでまだ借金が残っている人で依頼しようと考えている人は、ブラックリストに登録されることを覚悟の上で行うか、自分で引き直し計算をして過払い金が出ていることを確認した上で依頼するといった方法をとる必要があります。

社内ブラック扱いは諦めておこう!

過払い請求をしたら、その会社の社内ブラック扱いになることは諦めておきましょう。※社内ブラックについて詳しく知りたい人はこちらへ

簡単に言うと、社内ブラックとは過払い請求をした会社とその関連会社および過払い請求をした会社が保証会社になっている貸金業者への新規申し込みは断られる可能性が高いということです。

信用情報機関に過払い請求の記録が登録されることはありませんが、自社内の顧客データベースに情報を残してはいけないという決まりはありません。貸金業者側も過払い請求をしてきた人間とは付き合いたくないと考えるかもしれませんから、社内ブラックとして扱われることがあります。

アイフルや以前あった武富士のような単体の会社に対する過払い請求であれば、それ以降、お金が必要になった場合には、別の会社を利用すれば良いだけなので問題ないのですが、アコムなどのように他の貸金業者のサービスに対する保証会社になっている会社に過払い請求をした場合には、保証を受けることができず審査に落ちてしまう・・・かもしれません。

その傾向に強いのは消費者金融系の会社ですが、信販会社などは比較的甘く見てくれているので社内ブラックにならない可能性も十分にあります。

一番良いのは、過払い金が戻ってきたら、そのお金で他の貸金業者からの借金を返済したり、積み上がったリボ払いの残債をまとめて返済し、お金を借りる生活から離れることだと思います。

クレジットカードも翌月一括払いで支払えるだけの利用にし、リボ払いやボーナス一括などを利用しなければ、今後、お金の問題で悩むこともなくなるはずです。

過払い請求とブラックリストの関係 まとめ

通常は、過払い請求をしてもブラックリストに登録されることはない。
→データを管理している個人信用情報機関のルール

弁護士や司法書士に依頼した場合には例外的に登録される可能性がある。

社内ブラックになる可能性は高いので諦める
→他の会社は利用できるので問題はありません。